フィリピンにおけるナマコ中間育成技術開発にかかる現地調査、研究打合せおよびマニラにおけるナマコ類の流通調査
成果の概要
カウンターパート機関である東南アジア漁業開発センター養殖部局(SEAFDEC/AQD、フィリピン)において、ハネジナマコの中間育成実証試験の現地調査を行った。調査はフィリピン・パノボロン島の北側と西側の2か所において、大小2種類の海底中間育成施設を用いて実施している。今回の調査で、大型海底中間育成施設で出荷サイズである300g以上の個体を多数確認できたことから、そのうちの20個体を収穫して現地のナマコ加工業者で価格査定を行った。現地担当者およびSEAFDEC/AQD幹部らと面会し、研究の進捗状況を報告するとともに、今後の研究体制について意見交換を行った。マニラ市内ビノンド地区においてナマコ流通調査として、ナマコを扱う7店舗から販売方法(冷凍や乾燥)、販売価格、顧客層ならびに買取(品質、加工方法、数量)に関する聞き取りを行った。
フィリピン