成果の概要
水田畦畔を被覆植物によって補強する技術の開発にあたって、今回で最後となる供試植物の生育特性に係るポット試験および簡易種子散布工の種子配合量に係るポット試験の最終測定を行い、不在期間の週一回の定期観測値を含めた3回分の結果を一括して考察した。試験ほ場では、3ヶ月前に植栽したイネ科植物の植被ムラ部にマメ科植物を追播更新した。播種にあたっては、現地資材で作成した散布材を簡易的な方法によって施工した。また、被覆植物の地下部の発達に大きく左右する土壌硬度ほかを畦畔と平地において深度10cm毎に計測し、結果を取りまとめた。