1. フタバガキ実生の環境応答評価
2. 理事長インセンティブ「熱帯樹木の温暖化影響予測に向けた、野外におけるマングローブの温度応答性の解明」のための現地調査およびワークショップ参加
報告書番号 | 出張年月 | 国名 | 関連プログラム | 公表年月日 |
---|---|---|---|---|
R06-0385 | 2024年11月 - 2024年12月 | マレーシア |
成果の概要
1. 環境適応型林業プロジェクト
カウンターパート機関であるマレーシア森林研究所において、重要林業樹種である12種のフタバガキ科樹木の実生を対象に、これまでに実施した乾燥実験の結果を確認し乾燥応答の種間差を調べた。生存した個体と枯死した個体が観察された。また、17.5℃、22.5℃、27.5℃、32.5℃、37.5℃、42.5℃の6条件で温度操作実験を行い、フタバガキ科樹種の成長と温度の関係を調べた。
2. 理事長インセンティブ/ 6 シーズ課題
ワークショップ「Mangrove Management and Monitoring: Malay Peninsula」に参加した。その一環で、熱帯に属する半島マレーシアに生育するマングローブの複数樹種を対象に、ガス交換特性の日変化を測定し、それに基づき温度応答性を評価するとともに、関係する形態学的要因を調査した。さらにこれらの結果とA4環境適応型林業プロジェクトで得られているフタバガキ科樹木の結果を比較することで、熱帯樹木に共通する温度応答性の解明を目指した。
マレーシア