イネいもち病抵抗性判別システムを活用した病原性の評価と育種系統群利用による農薬 低減技術の実証研究に向けた、ベトナム国農業遺伝学研究所との研究打ち合わせおよび 現地実証圃場でのいもち病感染の確認

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
R05-0039 2023年06月 - 2023年06月 ベトナム

成果の概要

ベトナム国農業遺伝学研究所を訪問し、抵抗性崩壊のリスクの少ない圃場抵抗性遺伝子を現地の主要品種に導入した育種系統群の現地実証圃場2ヶ所を訪問した。それぞれの試験圃場において一部罹病系統に穂いもちの感染が認められたが、多くの系統は感染が認められなかった。今年は登熟期にかけて気温が高く雨の少ない気象条件であったため、感染が広がりにくい条件であったと考えられた。現地でサンプリングした罹病部位からいもち病菌の胞子を単離し、人工接種試験によって育種系統群の評価を進めるとともに判別システムによる病原性の評価を行うこととした。昨年度サンプリングされたいもち病菌の病原性について、判別システムを活用してその特徴を明らかにした。また、解析手法に関するデモンストレーションを実施し、その手法について簡易マニュアルを作成し、共有することとした。

ベトナム

関連するページ