フィリピンにおけるナマコ中間育成技術開発にかかる現地調査および研究打合せ

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
R05-0036 2023年05月 - 2023年06月 フィリピン

成果の概要

カウンターパート機関である東南アジア漁業開発センター養殖部局(SEAFDEC/AQD、フィリピン)において、ハネジナマコ中間育成技術開発の現地調査を実施した。実験サイトであるイガン海洋実験所(フィリピン・ギマラス島)では、4月から開始した海底飼育でのハネジナマコの生残・成長のモニタリング調査を行った。昨年度の低水温期に実施した試験と比較して、本実験ではナマコの生残率は高く、成長率も良いことが確認された。また、海況環境(波流れ、塩分水温、水深、気象計)を観測する機器類の点検を実施した。新たな実証試験の調査地であるパノボロン島において、現地住民への研究概要を説明し、海底飼育施設や観測機器の設置、管理について意見交換を行い、12月まで調査することで合意した。また、パノボロン島での実証試験の開始に当たり、海底飼育生簀を設置するための海底地形測量を行った。調査結果に基づいて、現地担当者と海底飼育生簀および観測機器の設置について具体的な工程について合意した。

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