地球と食料の未来のために
Japan International Research Center for Agricultural Sciences
マダガスカルの鉄過剰ストレス圃場で、国際農研が開発した系統の選抜と耐性を付与する原因遺伝子の存在領域の探索を行った。また、低リン実験圃場で、国内で選抜された育種系統の形質調査を行い、低リン耐性をもつ有望系統の特性に関する基礎データを得た。今後、圃場で育てられたイネにおける耐性メカニズムの探索を進めるため、マダガスカルのカウンターパート研究者とともに、鉄過剰ストレス圃場における植物のサンプリングとRNA抽出の予備的試験を行い、遺伝子発現解析の基盤を整備した。