成果の概要

・優れた養分吸収能をもつマメ科作物を活用して農地系内の養分フロー増強とイネ生産性向上を目指す輪作栽培試験において、2作期目のイネを収穫し、栽培履歴が後作イネ収量に及ぼす影響評価のためのサンプルを採取した。また、キャッサバ、キマメ、スタイロの開花期の根圏土壌を採取し、異なる作物種の栽培期間中の養分動態を評価するための土壌試料も採取した。
・アンカラファンツィカ国立公園内および周辺に設置している土壌流出モニタリングプロットにおいて、異なる土地利用が土壌流出特性に与える影響を評価するための土壌水分データと降雨データを回収した。また、原生林内に土壌水分センサーとロガーを新たに設置し、土壌流出特性に影響を与える環境因子を詳細に解析するための研究基盤を整備した。