ガーナ中部で実施されているFBO活動のフォローアップ調査
ガーナ北部畑ほ場調査

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
R04-0199 2022年12月 - 2022年12月 ガーナ

成果の概要

ガーナ国中部のクマシ市近郊稲作農民団体(FBO)の中には、昨年地方農業銀行から2年間低金利の融資を受けて脱穀機を購入したFBOが2つあった。片方は他のFBOに脱穀機を貸し出し、その使用料を返済に利用していた。もう一方は脱穀機が故障しており、資金の返済に苦慮していた。FBOに参加している農民は個人口座も設けて預金を行い、それを担保に6か月低金利の融資を受け、耕地の拡張や農業資材の購入に利用していた。ガーナ国北部のタマレ市近郊畑作農家からは、タマレ周辺には地方農業銀行が少ないこと、銀行に行くための交通費が高いこと、廃業した例があるため銀行の信頼度が低いこと、銀行を知らない農家もいること等の意見が聞かれた。一方で、資金が必要な農家には、コミュニティ内の裕福な農家が収穫後の見返りを設定して貸すという事例も聞かれた。日本の「結」に通じる制度である。

ガーナ

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