国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター | JIRCAS

技術普及活動への動機づけ調査

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H31-0525 2020年2月-2020年3月 マダガスカル 農産物安定生産 2020年6月8日

成果の概要

今回の調査では、稲作技術普及が行われているJICAプロジェクトPaprizの中でも、普及実績が芳しくないと思われるサイトを選んで聞き取り調査を行った。調査の目的は大きく次の2つであった:1)普及実績が芳しくない原因の考察、2)プロジェクト参加動機づけと基本的心理欲求充足度の定量的尺度の改良。普及実績については、前回(2019年8−9月)の調査と同様、記録の誤りによるサイトも確認されたが、指導的農家が十分に技術を理解していないケース、指導において求められている要件(指導回数や指導内容)を理解していないケースも確認された。定量的尺度については、これまでにも過去5度の調査で改良を重ねてきた。前回の調査では、それまで課題だった個人差を検知する方法を見いだし、今回の調査でも個人差が十分に検知できた。このことから、方法論としては妥当であるとの確信が高まった。動機づけ尺度については、前回の調査で実用可能になったと思われたが、今回の調査データを分析したところ、同じ尺度内容でも前回調査で十分な内的整合性を示していた下位尺度の内的整合性が低かった。原因については今後の詳細な分析をとおして検討する。一方、欲求充足度の尺度は、尺度内容を大幅に刷新して実施したところ、実用化の目処がついた。

マダガスカル