1.耕地環境プロでの圃場観測機器の設置、2.SATREPSマダガスカルプロの雨季作試験の準備

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H31-0207 2019年08月 - 2019年09月 マダガスカル

成果の概要

1. マダガスカル北西部に位置するマルヴォアイの灌漑水田圃場において、水条件、施肥処理及び系統(IR64と早朝開花性系統のIR64-qEMF3)の違いが、開花期間中の群落温度の変化を介してイネの高温ストレス障害と生育収量に及ぼす効果を明らかにするための栽培試験を開始した。8月2日に移植した圃場において、移植後の気象条件、水位及び土温のデータを回収し、データ処理方法についてFOFIFAのカウンターパート研究員(以下、C/P)と確認した。さらに、MINCER(自立型気象観測装置)を組み立て、開花観測用カメラとともに、群落内での設置方法及びデータの取得法について、C/Pに技術移転することで、開花期に向けたデータ取得の準備を完了した。
2. SATREPSマダガスカルプロジェクトの雨季作試験に向けた圃場選定のために、農家圃場から採取した約150点の表層土壌を整理し、リン固定能などの化学分析に供試するために、JIRCASに持ち帰った。また、課題1と課題3に参画するLRIのC/P、課題2に参画する研究者とFOFIFAのC/P及び課題4に参画する研究者と、雨季作試験や農家への介入実験の設計について打合せを行った。併せて、12月に予定する現地中間評価調査の準備を進めた。

マダガスカル

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