耕地環境プロの乾季作の収量調査および雨季作の試験開始

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H29-0122 2017年07月 - 2017年07月 ガーナ

成果の概要

ガーナ国北部州の2つの灌漑圃場で実施する、「水条件、施肥処理、および品種の違いが、群落温度の変化を介してイネの高温ストレス障害と生育収量に及ぼす効果を明らかにするための栽培試験」について、乾期作の収量および圃場環境計測のデータを回収・整理した。乾期作の試験では、観測機器の設置とデータ記録、試験設計、圃場管理、収量調査などが全てカウンターパート機関であるサバンナ農業研究所(SARI)が主体となり、彼らの人員と予算で実施されたが、いずれも精度の高い記録が確認され、技術移転が十分に進んだことが確認できた。また、イネの養分吸収分析と高温ストレスにともなうコメの外観形質評価のため、一部の植物サンプルをJIRCASに持ち帰った。続いて、耕耘、施肥、移植など一連の作業と観測機器の設置を行い、2年目の雨期作試験を開始した。設置数日後に、気象観測装置および観測機器(土壌水分センサー、地温計、水位計、大気圧系、定点カメラ)の正常な動作を確認した。最後に、SARIと雨期作試験における今後の圃場作業とデータ観測について確認した。

ガーナ

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