VC評価手法構築に関するデータ収集
成果の概要
パデークのバリューチェーンを定量的に把握するため、ビエンチャン市と周辺の農村で調査を行った。最初にカウンターパートの主要メンバーと打合せを行い、地域レベルでの定量的把握のために不足するデータが、「供給量に占める輸入品の比率」、「小売の店舗数」、「仲買人の人数」であることを確認した。また、聞取り調査のサンプルとなる仲買人と小売市場の抽出を行った。次に聞取り調査を実施し、仲買人への聞き取りから販売先の小売店数のデータ及び小売店主への聞き取りから仕入れ元の仲買人数のデータを収集した。その後、小売店舗数と輸入品比率を把握するための調査票のテストを実施した。今後、この調査票を使ってカウンターパートが実施する現地調査から、小売店舗数のデータが得られ、これらのデータから仲買人数の推定が可能になると考えられる。また、同調査から輸入品比率も推定され、パデークバリューチェーンの地域レベルでの定量的把握が実現すると考えられる。
ラオス