国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター | JIRCAS

かんがい水利組織農家調査

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H31-0157 2019年8月-2019年9月 タンザニア 農産物安定生産 2019年12月6日

成果の概要

タンザニアのローアモシかんがい地区で、トウモロコシと野菜の生産費調査を行った。トウモロコシは、かんがい圃場でのコメの裏作と畑圃場での単作がある。畑圃場でもLOMIAに料金を支払って、かんがい水の供給を受けている。野菜は畑圃場での単作又は葉菜類と果菜類の混作で、井戸から小型ポンプでかんがいしている。井戸は共有と個人有があるが、ポンプは調査の限りでは全て個人有であった。井戸もポンプも所有しない農家でも、近隣農家から有料で配水を受けている例もある。LOMIAの水路からの取水は確認できなかった。トウモロコシは伝統的な主食であるが、野菜は商品作物として近年導入された(調査事例では2014~18年)。主品目はトマトとアマランサス等の葉菜類で、作型としてはトウモロコシや豆類との組み合わせと野菜の連作があるが、かんがい稲作圃場での栽培は見られなかった。労働集約的で収益性も高いが、収量は個人差が大きく、販売価格も時期によって異なる。導入するためには、井戸の掘削やポンプ等の初期投資が必要である。技術普及活動や農家の組織化は行なわれておらず、販売は買い付けに来る商人と相対取引で行っている。

タンザニア