1.かんがい水利組織予備調査、2.技術普及活動への動機づけ調査

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H29-0450 2018年02月 - 2018年03月 タンザニア, マダガスカル

成果の概要

アフリカ水資源利用効率化調査(農水省補助金)のタンザニア国実証調査サイトでは、マハンデとローアモシの2かんがい区において、水利組織の役員を対象に、水配分、水利施設の共同管理、水不足時の対応、などについて聞き取り調査を行い、効率的で公正な水配分を実現するための条件や社会経済環境の変化に対応した開発課題を検討した。特に、農村開発の専門的見地から組織運営の効率性と公正性に影響を与える要因を広い視野から把握することに努め、計量経済学の専門的見地からそれらの要因を定量的に計測するためにはどのような質問項目が必要かを考察し、タンザニアの共同研究者と今後の調査方針を検討した。
マダガスカルでは、JST-JICA-SATREPSプロジェクト「肥沃度センシング技術と養分欠乏耐性系統の開発を統合したアフリカ稲作における養分利用効率の飛躍的向上」(FY VARY)の課題4における技術普及活動へ参加動機づけに関して、同国中央高地のヴァキナカラチャ県アンチラベ郡のJICA技プロPAPRIZ(中央高地米生産性向上プロジェクト)の対象村落において聞き取り調査を実施した。特に、農業経営の専門的見地から農家の技術評価と情報伝達の広がりについて、心理学の専門的見地から農家の動機づけと普及員の心理的支援について、マダガスカルの共同研究者の協力を得て検討した。

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