攪拌装置の設置及び肥料製造試験、土壌断面調査
成果の概要
国産肥料開発課題の一環として、部分的酸性化リン鉱石をブルキナファソで製造するため、撹拌装置一式をブルキナファソ国環境農業研究所(INERA)カンボワンセ支所に設置した。設置後、現地CPらと製造試験を行い、来年度圃場試験に使用する部分的酸性化リン鉱石の一部を現地にて製造することを依頼した。また、リン鉱石直接利用課題の水稲へのリン鉱石直接施用試験が実施されているINERAサリア支所近郊の農家圃場において、試験地の土壌断面調査を行った。調査地点はサリア支所近郊のNandiara及びVillyの2ヶ村に設置している試験区で、氾濫水を利用した水稲栽培が行われている。Nandiaraの土壌断面の下層部では、上部から溶脱した鉄の集積が認められた。一方、Villyの土壌断面は、全層に灰色を示し、層位全体が比較的長い期間還元状態であることが示唆された。
ブルキナファソ