エチオピア北部の小流域における森林の保全・回復技術の開発
成果の概要
エチオピア・ティグライ州のメケレ大学とKilte Awulaelo郡の試験地に植栽した5樹種について、苗木の成長と炭の添加効果を検討するための調査を実施した。その結果、メケレ大学の試験地ではAcacia etbaicaの葉の乾重量と Faidherbia albidaの根の乾重量が炭の添加によって増加した。Kilte Awulaelo郡の試験地に植栽したOlea europaea subsp. cuspidataと Dodonaea viscosaは炭による明確な成長促進効果はなかったが、アーバスキュラー菌根菌の感染率が高い値を示し、Oleaは葉のクロロフィル濃度の指標であるSPAD値と葉内リン濃度が炭の添加によって増加した。
エチオピア