1.マングローブの資源量に関する調査、2.ブラジル熱帯林の成長に関する調査

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H30-0167 2018年08月 - 2018年10月 インドネシア, フィリピン, ブラジル

成果の概要

1:インドネシアのカウンターパートである海洋水産庁(KKP)及びデポネゴロ大学の研究者とともに、ジャワ島北部にあるカリムンジャワ島において、マングローブの炭素蓄積量調査のための毎木調査を実施した。東カリマンタン州のマングローブにおいては、KKPと共同で毎木調査を実施した。フィリピン大学ディリマン校では、土壌サンプルの解析の進め方について議論した。パナイ島アクラン州のマングローブにおいては、2018年2月に設置した細根生産量の測定のためのイングロース・コアチューブのサンプリングを実施し、幹肥大成長の測定のために自動デンドロメータを設置した。また、異なる林齢のRhizophora林において、葉面積指数及び土壌呼吸の測定を実施した。落葉落枝量のモニタリングシステムの確立のために、リタートラップの構成と観測方法についてアクラン州立大学の研究協力者と協議して、今後の計画を立てた。
2:ブラジルのマナウスの天然林においては、デンドロメータを設置している樹木のフェノロジーに関する情報を収集した。また、細根の動態観測結果をカウンターパートである国立アマゾン研究所の研究者とともに確認し、今後の解析計画を立てた。イタコアチアラの択伐施業林においては、伐採後の経過年数の異なるプロットにおいて毎木調査を実施した。本年は同プロジェクトの最終年度であることから、来年度以降はカウンターパートがデンドロメータによる幹直径と細根動態の調査を継続することで合意した。

インドネシア
フィリピン
ブラジル

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