現地試験圃場でのイネの播種及び試験の準備
成果の概要
SATREPSブルキナで出張者が担当する「水稲作におけるリン鉱石直接施用効果の解明と施肥技術の改善」課題では、水稲作におけるブルキナファソ産リン鉱石の直接施用効果に関与するQTL解析と、リン鉱石直接施用効果を高めたイネ育種素材の開発を達成目標とし、本出張期間中に以下の活動を行った。
1)現地農家圃場 (2カ所)において、275種のイネ系統を用いてリン直接施用効果に関する圃場試験を実施した。今年度の圃場調査の結果から、複数年の圃場調査の結果とリン鉱石残存効果の結果を得ることにより、QTL解析に必要な低リン圃場でのリン鉱石直接施に関する表現型データを得られることが期待される。
2)リン直接施用効果に関する実験網室でのポット試験の立ち上げと、小規模なポット試験による予備実験を行うことを協議した。この予備実験の結果から、GWAS解析集団を用いた本実験の実験条件を確立する。
3)現地C/Pと今後の試験設定詳細と研究活動内容に関して協議した。
ブルキナファソ