SATREPSマダガスカルプロ課題3「施肥と育種素材を統合した養分利用に優れた局所管理技術の開発」における現地栽培技術情報の収集と圃場試験の管理及び生育調査

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H29-0369 2018年01月 - 2018年03月 マダガスカル

成果の概要

SATREPSマダガスカルで出張者が担当する「圃場の養分特性に応じた局所管理技術の開発」課題では、施肥利用効率を向上する栽培技術の開発を達成目標としている。養分欠乏が顕著な土壌で、施肥利用効率を高める施肥技術を検討することを目的とし、11月より栽培試験を行っている。今回の出張では、二回目の追肥時に生育調査を行い、育苗時施肥処理及び移植時施肥処理が、生育段階において、茎数、草丈、乾物重に有意な違いをもたらすことを確認することができた。また、出穂調査からは、移植時の施肥処理によって、出穂時期が異なり、特に、窒素・リン酸施肥によって、出穂時期が有意に早くなることが認められた。また、稲作栽培農家の肥料資材の現行の利用方法及び栽培技術の調査圃場の観察を行い、対象圃場では、雑草過繁茂等の大きな収量低下要因は認められないことを確認できた。

マダガスカル

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