成果の概要

マダガスカルでの圃場養分特性に応じた施肥技術開発のために設置した農家圃場18地点での養分欠如試験において、各処理区での収量調査及び収量構成要素と養分吸収量を分析するための抜き取り調査を実施した。暫定的な結果であるが、各処理区の収量に0.3～5.3 t ha-1の大きな変異がみられ、施肥応答の圃場間差異も観察された。併せて、課題3に位置付けられるその他の試験での収量調査も本出張期間中にほぼ終えることができ、同課題目標達成に向けた基礎データを蓄積することができた。また、滞在期間中に、農業畜産省とJICA事務所を訪問した。農業畜産省では、プロジェクト相手国予算の執行時期とルール及び第2回JCCの日程（2018年7月5日に確定）と議題内容を確認した。JICA事務所では、プロジェクト開始から現在までの活動の進捗について報告するとともに、現在まで遅れている現地調達機材の進捗状況について確認した。