SATREPSマダガスカルプロ課題3「施肥と育種素材を統合した養分利用に優れた局所管理技術の開発」における現地栽培試験に用いる農家圃場の選定、試験区の設置および播種・移植準備

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H29-0318 2017年11月 - 2017年12月 マダガスカル

成果の概要

マダガスカルでの「有機資材を活用した効率的な施肥技術および土壌肥沃度改善技術の開発」に向けた現地の試験圃場として、プロジェクト対象地域に位置するAntohobeおよびBehenjyの2地点から、土壌有機物含量が異なると思われる計8圃場を選定した。11月17〜18日、両地点に苗床を作成し、播種を行った。11月20日〜29日には各プロットに畦を設けて試験区を設置し、有機資材を施用した。移植作業についてはAntohobeにて12月7日〜9日、Bhenjyでは12月13日〜15日に実施するとともに、施肥処理を実施した。なお窒素の肥料施肥区では、イネ植物体が吸収した窒素の供給源(化学肥料もしくは有機資材)を定量的に把握するため、各プロットにつき2株ずつ重窒素の施肥処理を実施した。以上の活動を通じて、土壌有機物量およびリン欠乏程度が異なると思われる農家圃場複数地点での栽培試験を開始することで、有機質資材施用による収量改善効果を解明するための基盤を構築した。

マダガスカル

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