SATREPSマダガスカルプロ課題3「施肥と育種素材を統合した養分利用に優れた局所管理技術の開発」における現地栽培技術情報の収集と圃場試験の準備

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H29-0275 2017年10月 - 2017年12月 マダガスカル

成果の概要

SATREPSマダガスカルで出張者が担当する「圃場の養分特性に応じた局所管理技術の開発」課題では、施肥利用効率を向上する栽培技術の開発を達成目標としている。本栽培試験では、養分欠乏が顕著な土壌で、施肥利用効率を高める施肥技術を検討することを目的としている。前回行った農家圃場予備調査と農家圃場から採取した土壌の化学分析結果に基づき、試験区として適地と考えられた養分欠乏が顕著な農家圃場3地点を特定し、試験を開始した。11月初旬に窒素とリン施肥区、窒素施肥区、無施肥区の苗床に播種を行った。移植時の苗の生育調査から、苗質の評価指標である充実度(葉茎乾物重/草丈)をもとめ、比較したところ、窒素とリン施肥区、窒素施肥区、無施肥区間では、苗の充実度に有意な違いが認められること、また初期成育時の施肥処理の効果は、圃場によって異なることが観察された。また、稲作栽培農家の肥料資材の現行の利用方法及び栽培技術の調査を開始することができた。

マダガスカル

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