成果の概要

増殖圃場を大規模化すると圃場内部の白葉病発生頻度が低下し健全種茎が生産できる、という仮説を検証するための圃場調査を実施した。加えて、健全種茎増殖圃場における殺虫剤施用技術を開発するために必要となる、媒介虫の個体群動態調査および殺虫剤の残効期間を推定するための実験を行った。一部の調査はカウンターパート機関により、本出張者の次回出張まで継続的に実施される。さらに、白葉病の簡易検出技術開発に向けた実験を行うとともに、本課題による成果の社会実装に向けて、農薬製造販売会社等と、殺虫剤の登録に向けた協力体制構築に関する打合せ等を行った。