サトウキビ白葉病に対する総合防除体系を確立するための調査研究

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H28-0426 2017年02月 - 2017年03月 タイ

成果の概要

病害虫防除プロジェクトでは、媒介虫の生態に基づくサトウキビ白葉病に対する総合防除体系を確立することとなっている。本出張では、前回の出張時に設営した圃場において、増殖圃場を大規模化すると圃場内部の白葉病発生頻度が低下し健全種茎が生産できる、という仮説を検証するための調査を開始した。今回の滞在期間中の調査では、白葉病の感染が疑われる株が複数発見された。それらを共同研究機関に携行し、分子生物学的方法により感染の有無を確認中である。また、広さが異なる複数の健全種茎定植圃場において、白葉病の発病率を推定し、圃場の広さと発病頻度の関係を評価する調査を開始した。本調査は、少なくとも来年度上半期程度まで継続し、結果をまとめる計画である。加えて、健全種茎増殖圃場における殺虫剤施用技術を開発するために必要となる、媒介虫の個体群動態調査および殺虫剤の残効期間を推定するための実験を実施した。

タイ

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