1.実証サイトモニタリング、テクニカルコミッティー開催、普及セミナー開催、2.ブロック供試体の作成、試験区での試験、3.灌漑水田における排水実態調査

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H28-0389 2017年01月 - 2017年03月 ガーナ

成果の概要

1. 実証サイトモニタリング、テクニカルコミッティー開催、普及セミナー開催
4年間の調査のとりまとめとして策定していた、ため池を利用した補給かんがいマニュアル(案)を、本出張期間中に関係者が一堂に会して精査・改訂し、その後のテクニカルコミッティーに諮ったところ、マニュアルとして承認された。併せて、そのマニュアルを用いて、主に普及員とかんがい技術者を対象とした補給潅漑稲作の普及セミナーを開催した。また、実証サイトのモニタリング調査を行い、整備作業を実施した。
2. ブロック供試体の作成、試験区での試験
大型ブロックの作成にあたって課題となっている収縮ひび割れの対策を検討するために、露頭由来、蟻塚由来、酸化カルシウム添加の大型ブロックを試作した。型枠にパームオイルを塗り、型枠と供試体がくっつかないようにすることによりひび割れが防止できることが明らかとなった。大型ブロックを水路に設置する際、隙間があると隙間から水が回り込み水路が侵食される恐れがある。このため、ブロックとブロックの間にモルタルを詰めることとして、試験水路において試験施工を実施した。
3. 灌漑水田における排水実態調査
排水不良が生じているとみられる、アクラ周辺のかんがい水田の現地調査を実施した。この結果、幹線排水路機能低下による排水不良、排水不良による塩類集積があることが明らかとなった。

ガーナ

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