1. 現地栽培試験の圃場環境計測の実施、2. 硫黄欠乏圃場でのイネの遺伝子発現解析のためのサンプリング

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H28-0207 2016年09月 - 2016年09月 ガーナ

成果の概要

1.ガーナ国北部州Golinga集落に位置する2点の農家圃場で実施中の栽培試験において、サバンナ農業研究所(SARI)の共同研究者に対し自立型気象観測装置(Mincer)を用いたイネ群落の温湿度の計測法、デジタルカメラを用いたイネの開花記録法、および赤外線温度センサーを用い群落温度の計測法に関する技術指導を行った。また、試験圃場に設置した気象観測装置、水動態の観測センサー(水位計、土壌水分センサー)、および地温計のデータを回収し、正常なデータ記録を確認した。
2. 上記試験圃場に供試したIR64とJasmine85の2つの品種処理区において、硫酸ナトリウムを1g S m-2等量で側条施肥した+S区と、処理を与えなかった-S区を設け、施肥処理後3日目に、各処理区内の15株から最上位展開葉を採取し、はさみで細断した後、一部を遺伝子発現解析に供試するための植物サンプルとして、RNA 保存液に漬け、冷蔵保存して持ち帰った。残りの葉身サンプルは、別途、持ち帰り、硫黄濃度と窒素濃度を分析し、上記の施肥処理によるイネの生育応答を比較した。

ガーナ

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