収量調査、打ち合わせおよび観測機器の設置

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H28-0034 2016年05月 - 2016年06月 フィリピン

成果の概要

肥料溶脱観測を行ったサトウキビ試験圃場において、サトウキビ株出し栽培における収量調査と生育調査を行った。調査は慣行施肥区の6区画と窒素欠区の1区画で行った。収量は慣行施肥区で新植栽培に比べ1割減となった。慣行施肥区では、新植栽培に比べ株出し栽培で茎数が増加したが、1本当たりの茎重が小さかったため、茎数の増加が収量増に寄与しなかった。窒素欠区のデータは反復がないため参考値であるが、収量は慣行施肥区に比べ減少した。
フィリピン農業省・砂糖統制庁バコロド支所と共同研究に関する討議を行った。具体的な研究内容・計画を説明し、共同で研究を開始することで合意した。試験を実施する圃場を視察し、土壌化学分析の結果を踏まえて試験圃場の選定を行うことにした。また粘土質土壌における減肥試験を行う圃場を選定した。

フィリピン

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