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SEAFDEC 50周年記念式典に参加

関連プログラム
高付加価値化 情報収集分析
国名
タイ

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SEAFDEC(東南アジア漁業開発センター)の50周年記念式典が、2017年11月15日にバンコクで開催され、ASEAN諸国や日本など多くの国から、300名近い人が参加し、JIRCASからは藤井水産領域長と松本地域コーディネータが出席しました。SEAFDECは東南アジア地域における漁業開発促進を目的として1967年に設立された地域国際機関で、水産資源の持続可能な開発と有効利用を目指して、訓練、調査、情報普及などを行っています。日本とASEAN 10カ国が加盟しており、日本はSEAFDEC設立以来、財政及び技術の協力を行っています。

式典では、タイ王国農業協同組合省Chatchai Sarikulya大臣の歓迎挨拶、SEAFDEC Council ChairpersonのMr. Abdul Halidi bin Mohd. Sallehの祝辞、日本国農林水産省香川謙二特別顧問が齋藤農林水産大臣の祝辞を代読、タイ王国Prajin Juntong副首相の祝辞、SEAFDEC 50周年記念誌の紹介を兼ねたSEAFDEC事務局長Dr. Kom Silapajarnのトーク、前SEAFDEC事務局長のDr. Deb Menasvetaの基調講演、SEAFDEC 50年の歴史を紹介するビデオがありました。

JIRCASは、フィリピンにあるSEAFDEC/AQD(養殖部局)と、複数種を同時に飼育することにより環境保全と収益性向上を両立する養殖技術及び養殖用魚粉削減餌料の開発に関する共同研究を行っており、研究成果の社会実装に向けて現地関係者と連携して実用化に向けた実証試験を進めています。今後とも、熱帯域の生態系と調和した水産資源の持続的利用技術の開発を通じて東南アジアの水産業の発展に寄与するため、SEAFDECと協力していきます。

(文責:松本成夫)

オープニングセレモニー

農業協同組合省Chatchai Sarikulya大臣の歓迎挨拶

香川謙二特別顧問の齋藤農林水産大臣祝辞代読

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