・改良育苗技術の在来樹木適用及び育苗試験の計画と実施
・山地劣化と森林利用に関する研究課題の現地大学との協議
成果の概要
セントラル・フィリピン公立大学(CPSU)を訪問し、プラスチックポットを使用しない育苗培地技術「保育ブロック法」の試験への移行に向けた、培地試験体の製作、育苗試験にあたり必要な現地在来樹木の種子採集及び播種試験を開始した。保育ブロック法の特徴である垂直根の保護と制御機能に適した樹種として、直根性と言われる熱帯性カキノキ(現地名Kamagong, Diospyros blancoi A.DC.)およびこれまで石垣島でも採用したウラジロエノキ(現地名Anabiong, Trema orientalis (L.) Blume)の果実を採集し、育苗試験のため播種前処理を施した。
また、山地の劣化と山地内に居住する住民らによる森林利用に関して、CPSU林学科教員らとともに会議及び現地調査を行い、現存する課題や研究ニーズについて議論を行った。
フィリピン