農家への聞き取り調査、タブレットの回収
成果の概要
農家への聞き取り調査により、カンボジアのプルサットでは、ほとんどの農家が幹線水路→支線水路→第三水路→圃場のような水利用をする必要がありポンプのコストがかかっていること、幹線水路間での収量の差は認識されておらず交換労働は収穫後の運搬や袋詰めで行われていることを明らかにした。シムリアップでは定期的なミーティングが農民水利組合(FWUC:Farmer Water User Community)を中心として行われ、水配分もFWUCによってなされていることを把握するとともに、アンケート調査で利用したタブレット5台を回収した。ラオスにおいては、計18か所の測地点の水路の形状を計測したほか、水配分の調整は、自発的な下流側への配慮、非公式な調整と交渉、暗黙のルール、水配分制度の利用によって行われていることを聞き取り調査から明らかにした。
カンボジア
ラオス