ソルガムでの生物的硝化抑制(BNI)に関する栽培試験および今後の共同研究推進のための打合せ

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
R06-0139 2024年07月 - 2024年08月 インド

成果の概要

S.halepense(セイバンモロコシ)とソルガムの属間交雑マッピング集団2集団を国際農研に送付し、ソルゴレオンの表現型解析を開始することを合意した。この集団は今年の乾季作(Rabi)(10月~11月植え付け)にICRISAT(国際半乾燥地熱帯作物研究所)で窒素投入応答を見る試験を予定しており、12月に再度ICRISATを訪問し農学的評価を行うこととしている。さらに、ICRISATに所属するソルガム、トウジンビエ、シコクビエの育種家数名との協議を持ち、現在進行中の共同研究に加え、国際農研とのトウジンビエとシコクビエのBNI共同研究に期待があることが分かった。現在ICRISATでは、BNI研究をソルガム以外の穀物にも拡大することを想定していることが、Accelerated Crop Improvement グローバル研究部長や研究副所長を含むICRISAT幹部との話し合いでも示された。Accelerated Crop Improvement グローバル研究部長は12月に開催されるBNI国際コンソーシアム会議にもICRISAT参加者の一人として出席予定であり、特に、ソルガムに関する資金提供を行っているノボノルディスク財団に対して他の雑穀のBNI研究を打ち出すときの学術的支援を求められ、快諾した。

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