地球と食料の未来のために
Japan International Research Center for Agricultural Sciences
パラオ漁業局を訪問し、クビレズタ(海ぶどう)およびシャコ貝等の養殖施設を視察した。海ぶどうの養殖は試験段階であり、現時点ではパラオ国内において海ぶどう養殖は普及していないことが明らかになった。海ぶどう以外の海藻は、養殖やその試験は行われていなかった。コロール市周辺で魚介藻類の市場実態を調査し、市場では地元で水揚げされた魚類や輸入された魚類が主に流通し、海藻類は流通していなかった。また、バベルダオブ島の周辺水域を調査し、潮間帯には緑藻類を始めとする海藻植生が確認された。