成果の概要

１）東南アジアの沿岸生態系における生物多様性に関する研究打ち合わせ
マレーシアサインズ大学臨海実験所において、マレー半島のマングローブを含む沿岸生態系の生物多様性研究を推進するための会議に参加した。本会議においては、日本、マレーシア、インドネシア、フィリピンの研究者が参加し、出張者が実施してきたマングローブ調査結果を紹介し、今後の共同研究のために、異なる調査項目においても調査地を重複されることでシナジー効果を得ていく方向性で意見が一致した。
２）マレー半島のマングローブの林分構造や土壌に関する研究打ち合わせおよび野外調査
共同研究者であるマラヤ大学とMOU（包括的連携協定）の締結について協議した。本出張課題におけるマングローブ研究をマラヤ大学のセミナー（Blue Carbon Series）において紹介した。マラヤ大学のカウンターパートとその学生を対象として、マングローブ生態系の調査結果の解析方法等に関する技術的な会合を行った。昨年度までに調査区を設置したクランおよびメリマウのマングローブにおいて、マラヤ大学のカウンターパートとともに、環境要因について調査することができた。