タイにおける小型淡水魚類の市場性調査、および種苗生産に関する予備試験

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
R04-0205 2022年12月 - 2022年12月 タイ

成果の概要

タイ東北部にて小型在来淡水魚の漁獲状況、および漁獲物の出荷形態や流通状況を視察調査した。その結果、キノボリウオ、小型テナガエビ類等の研究対象種がいずれも現地において市場性を有することが確認された。タイ在来の小型淡水魚類であるキンセンラスボラとフライングバーブを対象として、種苗生産に関する予備試験を実施した。保温器具を設置した水槽に供試魚を1週間馴致した後に環境を操作したところ、供試魚の成熟、ならびに産卵準備行動を確認できた。しかし、産卵には至らなかったため、現地スタッフのみで再度予備試験を行える体制を構築した。キノボリウオの産卵親魚を確保し、その飼育環境を整えた。また、カウンターパート機関のコンクリート水槽の現況を確認し、養殖試験に向けた水槽の改良項目についてカウンターパートと調整を行った。小型在来淡水魚類・エビ類の生活史研究用標本を確認し、予定通り、令和4年9月以降のエビ類標本を確保した。

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