灌漑地域における不均等水配分の影響に関する予備調査

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
R04-0130 2022年10月 - 2022年11月 タンザニア

成果の概要

タンザニア北部に位置するローアモシ灌漑地区において、灌漑スキーム(ロミア)内の5つの各水利組織(サブロミア)を訪問して、サブロミアリーダー、圃場間水管理の責任者(ウォーターマン)、農家、精米所から聞き取りを実施した。その結果、灌漑スキーム全体として、極めて高い収量(8t–10t/ha)を実現している一方で、水不足が発生しているサブロミアではやや収量が低下している可能性が示唆された。また、灌漑スキーム内での水配分の状況に関して、サブロミア間の水配分のみならず、各サブロミア内で複数の圃場が直接連結している水路の上流と下流においても水配分の不均等が生じている可能性を示唆する証言を得た。さらに、水配分の不均等が収量のみならず、農家によるローン借り入れ行動に影響を与えている可能性があることを確認した。以上のように、今後の調査設計において重要な知見を得ることができた。加えて、キリマンジャロ農業技術者訓練センター (KATC) 職員、サブロミアリーダー、家計調査会社の協力を取り付け、研究基盤を整備することができた。

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