成果の概要

開発中の国産リン肥料及び複合肥料の普及に向け、ワガドゥグ市内3地区の9農家を対象に肥料施用の現状調査に着手した。同調査は県農業局普及員同行のもと、質問票に基づいたインタビュー並びに圃場での栽培状況確認を実施した。その結果、肥料・有機物の入手先・施用量、栽培種毎の栽培面積、収量、販売額等の情報を得た。また、流通している一部肥料の品質に問題があることが課題として農家から挙げられた。
INERAカンボワンセ支所における乾季野菜栽培試験は、共同研究実施予定の研究者に急遽人事異動があったことから、代替研究者の指名をブルキナ側研究代表者に依頼した。
肥料普及に関する情報収集は、農業資材販売店組合から、電子マネーを使用した肥料・種子販売制度等について聞き取りを行った。