1.アフリカ食料プロの収量調査及び圃場試験の設置、2.SATREPSマダガスカルプロの現地中間評価及び圃場試験の設置
成果の概要
1. マダガスカル北西部の温暖地域において、同地域の主要4品種(Mailaka、Tsipala、Madikatra、Tsiresindrano)とIR64を供試して実施した現地試験の収量調査を行い、ケイ素施用がイネ収量に及ぼす効果とその品種間差異を明らかにするための基礎データを得た。さらに、国立農村開発応用研究センター(FOFIFA)のカウンターパート研究者と次作期の試験設計について合意した。
2. プロジェクト3年目にあたり、JSTの現地中間評価ミッションに対応し、現地でのプロジェクトの進捗状況を説明するとともに、ワークショップを開催し、これまでに得られた成果をマダガスカル国内に広く発信した。さらに、JICAマダガスカル事務所、JICA技術協力プロジェクト、民間の農業資材会社等と協議して、プロジェクトで得られた新たな施肥技術や品種候補を社会実装に繋げるための連携を検討した。また、多点の農家圃場を用いて、効率的な施肥技術開発及び施肥技術と品種との相互作用を明らかにするための現地試験を開始した。
マダガスカル