1.エリアンサスF1集団のSSR解析及び属間雑種判別に関する調査研究、2.GRAS-Di法によるエリアンサスの連鎖解析及びサトウキビの類縁度解析に関する調査研究

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H31-0243 2019年09月 - 2019年10月 タイ

成果の概要

1. 高バイオマス資源作物:前出張時に選抜した245種類のSSRプライマーのうち、222種類をエリアンサスF1雑種の多型解析に用いる候補プライマーとして選定した。これら222種類のSSRプライマーを用いたF1雑種188系統の多型解析を開始した。また、連鎖解析結果を利用した属間雑種の選抜に向けて、BC2世代まで展開されているエリアンサス遺伝資源ThE03-007を父本として育成された属間雑種系統を対象に、次回以降分析の準備を始めることとした。
2. エリアンサス解析:本出張では、エリアンサスF1雑種を対象に、2回目のGRAS-Di解析を行った。本解析結果を基に、重複及び自殖系統を除く148系統を用いて連鎖地図を作成したところ、ThE03-007及びThE10-006は、それぞれ3,749及び3,255マーカーからなる61の連鎖群を示し、マーカー間の平均距離は1.67及び1.72 cMであった。また、「タイにおけるサトウキビ属の類縁度解析」について、第二次解析サンプルとして、外群となる近縁属(エリアンサスやススキ属等)を含む121品種・系統を選定した。これらサンプルのDNA抽出及びGRAS-Di解析について、現地担当者らとサンプリングの時期や解析スケジュール等の打合せ・確認を行った。

タイ

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