マダガスカル中央高地のファーミングシステムにおける主な土壌特性と養分循環に関する基礎調査

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H29-0343 2017年11月 - 2017年12月 マダガスカル

成果の概要

マダガスカル中央高地のファーミングシステムが有する農業生態環境特性を把握するために、首都AntananarivoからAntsirabe近郊にかけて景観観察調査および土壌断面調査を行った。その結果、当地域では、主に低肥沃な赤色強風化土壌であるOxisolsが広く分布しており、Betafo周辺には土壌有機物含量の高い黒色の火山灰性土壌であるAndisolsが局所的に分布していることが確認できた。また、LRIのガラス温室内において、上記2つの土壌型と、堆肥施用の有無、6つの作物種・管理(陸稲、水稲、トウモロコシ、ダイズ、スタイロ、無植栽)を掛け合わせた処理区を設け、ポット栽培試験を開始した。これによって、現地で有機物資材として広く用いられている堆肥から供給される養分(特にリン)の作物による利用効率を解明するための基盤を整備することができた。

マダガスカル

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