域内有機資源を活用した野菜栽培導入等の経営的効果に関する調査
成果の概要
首都マプト市近郊農村を対象に、農家の生計向上につながる循環型農業生産システムを設計し、域内資源の循環的利用法の検討と農家の技術水準等に即した野菜品目の探索を、農村調査、市場調査の結果を踏まえつつ実施した。野菜作に関しては、市場性という視点以外に、摂取不足が問題となっているビタミンA、鉄、亜鉛の供給といった域内の栄養改善にも着目し、カボチャがその要件に適合していると判断した。域内有機資源の有効利用とその経営的効果を調べるため、牛糞と化学肥料の施用法を変化させた5つの試験区を設定し、IIAM動物研究所支所内の圃場においてカボチャの栽培試験を開始した。
モザンビーク