1.在来種等植栽試験の準備・開始とJRA協力機関との共同研究協議、2.植生基盤苗木による植栽試験の開始及び雨季前種子の採取等

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H29-0111 2017年06月 - 2017年08月 エチオピア, ブルキナファソ

成果の概要

(1) エチオピア
メケレ大学苗畑において、平成29年2月に播種した植栽用苗木(5 樹種)の生育を苗長等により確認し、同大学圃場及びKilte Awulaelo郡内調査対象地の2箇所において開始する植栽試験区に供することとした。材料移転契約の記載内容協議にあっては、国立生物多様性研究所より生物遺伝資源の国外輸出を禁ずる原則論を示され、その対案となる同国内の研究体制を改めて調べ直す必要が生じた。ティグライ州農業研究所においては、継続的な国内分析を依頼すると共に供与試料の管理及び分析結果を検収した。加えてJRA機関として本課題に具体的な課題をもって参加することについて了解を得た。国立環境・森林研については、メケレ大学との協同により複数箇所における毎木調査を本年後半に行うこととなった。
(2) ブルキナファソ
国立土壌分析所(ワガドゥグ)に委託分析に供した試料の回収を行った。環境農業研究所サリア支所においては、本年2月に開始した保育ブロックを使用した4樹種の育苗状況を確認し、本年7月下旬、その苗木を使用した植栽試験区を同支所圃場内に設置した。同地区の有用樹種(野生果樹)については、既に6月に落果終期にあり、Lannea microcarpaの種子を国立森林種子センターから入手した。

エチオピア
ブルキナファソ

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