ラオス在来淡水エビの飼育試験による成長速度等に関するデータの取得および天然より採取された産卵個体の飼育および孵化幼生の獲得
成果の概要
野外でM. sintangenseの抱卵個体を採取し、これらの個体をLARReC内の飼育施設において飼育したところ、孵化幼生を得ることに成功した。1尾の親より得られた孵化幼生を3群にわけ、それぞれを異なる3条件(淡水、池水、塩水)で飼育した。その結果、塩水で飼育した群が他の群よりも高い生残率を示すことが明らかとなった。また、本種では孵化幼生は浮遊幼生として生まれることがわかり、浮遊後から着底するまでに必要な日数、その間の成長等についてデータを取得した。
ラオス