産業廃液等地域資源を有効活用した、水稲作等における高収益低環境負荷技術の開発(圃場試験収穫作業指揮、新圃場試験の設定)

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H28-0444 2017年02月 - 2017年02月 ベトナム

成果の概要

5年以上にわたって水および稲わら管理の影響を試験してきたカントー市内農家水田における試験の最終調査を実施し、収穫調査データの一部および空気試料や水位等の環境データを得た。今回収穫の作期に設定した水稲無栽植区からのメタン排出量の観測結果から、水稲の作付けが無いと、生育期間のほぼ全期間にわたってメタン排出量がおよそ2倍に上ることなどが分かった。収穫後、同農家水田に設定してきた全18試験区の土壌深度別コアサンプルを採取した。サンプル採取後、試験圃場を試験開始前の原状に戻した。ただし、水管理が土壌に与える影響の長期的なモニタリングの重要性を鑑み、常時湛水区と節水灌漑(AWD)区それぞれ1区画のみは残して水管理を継続することとした。なお新たな試みとして、代かき回数増加試験区を、継続管理区画の常時湛水区の一部に設定した。

ベトナム

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