平成26年度主要普及成果「微生物によるセルロースの低コスト直接糖化法の開発」のフォローアップ調査
報告書番号 | 出張年月 | 国名 | 関連プログラム | 公表年月日 |
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H28-0356 | 2016年12月 - 2016年12月 | タイ |
成果の概要
平成26年度主要普及成果「微生物によるセルロースの低コスト直接糖化法の開発」のフォローアップ調査のため、タイ国キングモンクット工科大学トンブリ校(KMUTT)を訪問し、主要普及成果に選出後のタイにおける普及、インパクト等について、共同研究者らから説明を受け、意見交換を行った。さらに、整備途中の実証施設を見学し、IHI環境エンジニアリングが設置したバイオガス製造リアクターについては5ヶ月前から運転試験が行われており、その前処理施設として、主要普及成果に選定された生物学的同時酵素生産・糖化法を行う施設が、来年2月に設置予定であることを確認した。リアクターに送る廃水は、目詰まりを避けるために固形物を除去する必要があるが、前処理により、固形物(キャッサバパルプなど)を可溶化(糖化)し、バイオガス製造リアクターでの処理が可能となる。実証プラントは、廃棄物毎に適した運用方法の調整・開発に利用される一方で、産業界への普及を図るデモンストレーションとしても活用される。
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