土壌カラム試験の実施、センサーデータの回収

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H28-0026 2016年05月 - 2016年06月 ウズベキスタン

成果の概要

実証調査地から採取した直径20 cm、高さ74 cmの不攪乱土壌コアサンプルと地下水位を一定に保てるマリオット給水装置を用いて、深さ約30 cmに形成されている硬盤層を破砕した場合と未破砕の場合における乾燥過程での土壌水分、土壌塩類の動態を把握する実験を開始した。実証調査地であるヤンガバット水利組合の排水ブロック内に設置している土壌水分・土壌電気伝導度(EC)・地温観測のためのセンサー(5TEセンサー)と地下水位計および地下水EC計による観測データを回収した。観測結果から、現場では冬季にリーチングが行われた後、地下水位は時間の経過に伴い低下するが、下層土の土壌水分と土壌ECは高い状態で推移していた。昨年度に行った溶脱試験の結果を踏まえると、リーチングの下方浸透および除塩効果は、硬盤層より浅い層位に限定されていると考察された。

ウズベキスタン

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