東南アジア地域食料資源の機能性解明・利用技術の開発

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H27-0549 2016年01月 - 2016年02月 タイ

成果の概要

タイのカセサート大学食品研究所において、本プロジェクトで過去5年間に実施してきた伝統発酵食品の機能性分析および生成メカニズムの解明に関する共同研究の成果について議論を行い、それら伝統発酵食品の品質・生産管理向上のために各地の生産者らに対する普及活動・技術指導等を継続的に行っていくことを確認した。伝統大豆発酵食品トゥアナオに血糖値を下げる機能性を付与する目的で、開発された発酵スターターの利用に関して、タイ北部メーホンソン県およびチェンラーイ県のトゥアナオ生産者に試験生産を行ってもらい、製品の性状や香りが向上したことを確認した。しかしながら、機能性の発現が安定していないことが観察され、微生物学的な観点からの原因の特定が必要であることが判明した。また、伝統食料資源等のデータベースを更に充実させるとともに、新知見について継続的に更新していくことを確認した。タイにおける果物の嗜好性に関する調査では、アンケート調査及びフォーカスグループ調査の結果を精査して、報告書をとりまとめた。

タイ

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