アフリカにおけるジャトロファ関連のSATREPS課題の現地視察

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H27-0458 2015年12月 - 2015年12月 モザンビーク

成果の概要

地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)では、ジャトロファに関連した課題が、JIRCASの参加するベトナムの他、ボツワナおよびモザンビークで実施されており、3課題が合同で実施した相互視察の一環で、アフリカ2課題の現地視察に参加する機会を得た。ボツワナ課題でのジャトロファ栽培は、少雨と冬期の低温で困難を極めており、少雨は水の入手が難しいものの灌水で対応可能だが、越冬については強剪定、その他で工夫しても年度によって被害が発生し、開花の遅延等も含めて、低温のための収量低下は免れないようであった。また、雹害も発生し、対策が必要とのこと。モザンビーク課題では、ボツワナに比べて最低気温も高く、降雨や水源も多いので、気象環境としてはボツワナよりジャトロファ栽培に向くと思われたが、病害、虫害の発生が見られ、対策が必要と思われた。また、モザンビークでは、交配育種も実施されており、高収量株の選抜や無毒株の利用など、一定の成果が得られつつあるようであった。

モザンビーク

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