アメリカ昆虫学会2015年大会参加、白葉病拡散リスク評価のための調査研究

報告書番号 出張年月 国名 関連プログラム 公表年月日
H27-0373 2015年11月 - 2016年03月 アメリカ, タイ

成果の概要

平成27年11月15日-18日、米国ミネアポリスで開催されたアメリカ昆虫学会2015年大会に参加し、サトウキビ白葉病の拡散要因推定結果について発表した。病害虫のリスク評価を専門とする研究者と今回発表した解析手法および推定結果について議論することで、今後のプロジェクトの方向性の検討等に役立つ知見が得られた。また、多くの研究者の講演を聞くことで、虫媒性作物病害の防除に関する最新の知見を得ることができた。
タイでは、サトウキビ圃場における白葉病の拡散動態等に関する調査研究を行った。その結果、これまでの同目的の出張で得られた成果を用いて開発した白葉病の虫媒拡散動態シミュレーションモデルの拡張と検証に必要となる、本病の圃場における拡散実態に関するデータを得ることができた。また、媒介虫に対する有効な殺虫剤の選抜、吸汁行動の解析を行った。JIRCASとタイ農業局(DOA)との共同研究に関するセミナーでは白葉病の防除戦略について報告した。そのほか、サトウキビを加害するズイムシ類のうち、主要種を特定するための圃場調査を行うとともに、合成性フェロモンによる同種の誘引が可能か検討した。

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