TICAD8公式サイドイベント
「アフリカ農学と土壌肥沃度・貧栄養土壌管理の課題」を開催
―土壌の健康から課題と解決策を探るシンポジウム―
令和4年8月23日
国際農研
TICAD8公式サイドイベント
「アフリカ農学と土壌肥沃度・貧栄養土壌管理の課題」を開催
―土壌の健康から課題と解決策を探るシンポジウム―
ポイント
|
概要
国際農林水産業研究センター(以下、国際農研)は、令和4年8月27~28日にチュニジアで開催される第8回アフリカ開発会議(TICAD8)の公式サイドイベントとして、『アフリカ農学と土壌肥沃度・貧栄養土壌管理の課題』と題したオンライン形式のシンポジウムを開催します。
国際農研は、長年にわたるアフリカでの国際共同研究やマダガスカル・ブルキナファソでの地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)を通じて、現地の農業気候土壌・社会経済的条件に配慮した土壌肥沃度管理や貧栄養土壌に着目した技術開発を実施し、優れた研究成果を創出しています。
本シンポジウムでは、国際農研とその関係機関が、アフリカにおける低肥沃度・養分ボトルネック解消のための研究成果の事例や社会実装のためのアプローチを紹介します。また、パネルディスカッションでは、持続的生産性の向上と土壌健全性の回復を両立する土壌・肥培管理技術の必要性や、アフリカ小規模農家が同技術を実践する上での課題と解決策について議論します。
本シンポジウムによって、「土壌の健康度(Soil Health)」を重視する国内外の研究・開発パートナーとビジョンが共有され、普及機関、NGO、企業などとの連携協力、アフリカの食の未来を担う人材育成に展開していくことを期待しています。
オンラインシンポジウム『アフリカ農学と土壌肥沃度・貧栄養土壌管理の課題』
- 開催日時:令和4年8月30日(火)17:00~19:00(日本時間)
- 開催方法:オンライン(Zoomよりライブ配信)
- 申込方法:下記、専用イベントホームページからお申し込み下さい。
- (申込締切:令和4年8月29日(月)16:00)
- 使用言語:英語(日本語同時通訳あり)
- 参加費:無料(どなたでも参加できます)
- 主催:国際農研
問い合わせ先
国際農研(茨城県つくば市)
- 広報担当者:
- 国際農研 情報広報室長 大森 圭祐
プレス用 e-mail:koho-jircas@ml.affrc.go.jp
本資料は、農政クラブ、農林記者会、農業技術クラブ、筑波研究学園都市記者会に配付しています。 |
新聞、TV等の報道でも当センターの名称としては「国際農研」のご使用をお願い申し上げます。
【プログラム】
- 開会挨拶
小山 修(国際農研 理事長) - 歓迎挨拶
長峰 司(農研機構 元理事)
浅沼 修一(国際協力機構(JICA)経済開発部 特別嘱託) - 基調講演
Bernard Vanlauwe(国際熱帯農業研究所(IITA)中央アフリカ・天然資源管理 R4Dディレクター)
食の未来フォーラム:アフリカ農業の変革の必要性 - 講演(5名)
舟川 晋也(京都大学大学院 地球環境学堂 教授)
サハラ以南アフリカの多様な土壌資源に適応的な農業とは?
辻本 泰弘(国際農研 生産環境・畜産領域 プロジェクトリーダー)
養分欠乏下でのコメ増産への挑戦
-マダガスカルでのリン浸漬処理技術の開発と普及-
南雲 不二男(国際農研 生産環境・畜産領域 主任研究員)
輸入依存から地産地消への道のり
-アフリカ在来リン鉱石を活用した肥料生産・普及を目指して-
和田 明(豊田通商 アフリカ本部 理事 アフリカ企画部長)
肥料事業を通したケニアにおける農業生産性の向上
Stella Kabiri(ササカワ・アフリカ財団エチオピア・環境再生型農業担当リーダー)
アフリカにおける健全な土壌づくりのための技術普及
-ササカワ・アフリカ財団の経験- - パネルディスカッション
進行役:増田 美砂(筑波大学 名誉教授) - 閉会挨拶
中島 一雄(国際農研 食料プログラムディレクター)
【参考資料】
シンポジウムチラシ