アフリカの食料安全保障の課題解決に向けて
―環境再生型農業の可能性についてシンポジウムを開催―

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令和4年7月28
国際農
ササカワ・アフリカ財

 

アフリカの食料安全保障の課題解決に向けて
―環境再生型農業の可能性についてシンポジウムを開催―

 

ポイント

  • 第8回アフリカ開発会議(TICAD8)サイドイベントとして、オンラインシンポジウム「健全な土壌とアフリカの食料安全保障」を令和4年8月5日(金)に開催
  • アフリカの小規模農家が実践可能な「環境再生型農業*)」の可能性を議論

概要

 ササカワ・アフリカ財団と国際農林水産業研究センター(以下、国際農研)は、令和4年8月27~28日にチュニジアで開催される第8回アフリカ開発会議(TICAD8)のサイドイベントとして、『健全な土壌とアフリカの食料安全保障―環境再生型農業の可能性―』と題するオンライン形式のシンポジウムを開催します。
 アフリカの農業は、低い土壌肥沃度と貧栄養条件での作物栽培による土壌養分の収奪により、農業生産性の低迷と食料安全保障の危機に長年悩まされています。気候変動への対応や環境保全が求められる昨今、「健康な作物を生産する健全な土壌」の重要性はさらに高まっており、土壌の健全性を回復させるとともに、気候変動の緩和に資する「環境再生型農業(Regenerative Agriculture: RA)」が世界的にも注目を浴びています。しかし、先進国を中心とする大規模農業で適用されるRAの技術的アプローチをそのままアフリカ小規模農業に適用することは困難を伴います。
 一方、アフリカの小規模農業においては、生産性向上のための土壌肥沃度管理に重きを置いた「持続的農業集約化(Sustainable Agricultural Intensification: SAI)」が推進されており、現地の小規模農家にとって、SAIの推進とRAの両立は、アフリカ農業の発展に向けた新たな挑戦です。
 このような状況の中、ササカワ・アフリカ財団はRAを主軸として、サブサハラ・アフリカにおいて持続可能で強靭な農業システムを確立することを目指しています。また、国際農研は、長年にわたるアフリカでの国際共同研究を通じて、現地の気候、土壌、社会経済的条件に配慮した土壌肥沃度管理や貧栄養土壌での食料生産向上に貢献する技術を開発してきました。
 本シンポジウムでは、アフリカの小規模農家を取り巻く環境の多様性に関する理解に立脚したRAを定義し、アフリカの小規模農家が実践可能な技術の組合せや、地域の受容条件に応じた普及アプローチについて議論します。本シンポジウムが、アフリカの食料安全保障の課題解決に向けた取り組みの一助となることを期待しています。

*環境再生型農業:土壌を修復・改善しながら自然環境を回復する農業。有機物中の炭素を土壌中に貯えることにより、大気中のCO2濃度を減少させ気候変動を緩和する効果があるとされる。

 

オンラインシンポジウム『健全な土壌とアフリカの食料安全保障』

  1. 開催日時:令和4年8月5日(金)19:30~22:15(日本時間)
  2. 開催方法:オンライン(Zoomよりライブ配信)
  3. 申込方法:下記、専用イベントホームページからお申し込み下さい。
         URL: https://www.saaticad8.com/healthy_soills.html
         (申込締切:令和4年8月4日(木)17:00)
  4. 使用言語:英語(日本語同時通訳あり)
  5. 参加費:無料(どなたでも参加できます)
  6. 催:ササカワ・アフリカ財団
  7. 催:国際農研
  8. 援:日本財団
     

問い合わせ先

国際農研(茨城県つくば市)
広報担当者:国際農研 情報広報室長 大森 圭祐
      プレス用 e-mail:koho-jircas@ml.affrc.go.jp
 

本資料は、農政クラブ、農林記者会、農業技術クラブ、筑波研究学園都市記者会に配付しています。
※国際農研(こくさいのうけん)は、国立研究開発法人 国際農林水産業研究センターのコミュニケーションネームです。
 新聞、TV等の報道でも当センターの名称としては「国際農研」のご使用をお願い申し上げます。

【参考資料】

シンポジウムチラシ